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先を見据えて。

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自分も一人の上役として、業界を見据えた行動を考えていかねばならない。

ただ、求められているのは現状維持でも改善でもない。

ーーー破壊と創造。

スクラップアンドビルドなんて言葉が一時期流行ったが、問題構造が複雑怪奇になったものを投げやりに論じているだけである。

次の世代に託すほどお膳立てもされておらず、ほぼ丸投げの状態で、さぁどこから手を付けましょうかとなるわけです。

これは致し方ないこと。

そうなると大事なのは新世代で息を合わせて望むことに尽きるわけですが、

周りを見渡すと、、、

いない。

次の担い手があまりに少ない。

先代たちが畑を放棄してしまった惨状からどう取り付けていくか。そのためにはマンパワーの集結が急務なのだが、残念ながら私はそれほどの権力や求心力を持ちあわせていない。

そんな暗中で最近嬉しかったのは、このことを理解して優しく手を差し伸べてくれる先駆者の方にお会い出来たことだった。

本当に先の先の未来を想って声をあげる方であり、そういった方のおかげで私の前向きなスタンスも延命する運びとなった。

こうするべき、ああするべきを当事者のように同じ立場で意見を交わさせてくれる。

これ以上ないほど嬉しかった。

このことを皮切りに、やはり青年会のような有志の団体を発足するべきではないかと考えだした。

無論、最初は誰も手を挙げないだろう。

その意義も方向性も理解されないのだろう。

ただ、無秩序に振り回されるより、よっぽど漸進的で人らしくあれる。

業界人云々、社会的責任云々は置いておいて、人らしく後世を見据えて活動をしていこうと改めて決意したわけですが、いやはやどこから手をつけようか。

まだ道程は長いですが、一つずつ実直に自分の持ち味を活かして邁進してまいります。