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よきかな、ハゼ釣り。

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地元河川の風物詩『ハゼ釣り』。

夏から秋にかけて大きくなるハゼを狙って地元の釣り人は朝から川辺に立つ。

近年ではハゼクラといったルアーでハゼを釣るスタイルもあるが、アオイソメや石ゴカイを使ったエサ釣りが一般的である。

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胴付仕掛けにイソメを小さく付けるのがベター。

汽水域の河川ならばどこにでも、いくらでもいるので、エサ釣りならばすぐに答えが返ってくるだろう。

小気味よいブルルというアタリにチョイっとアワセをいれればOK。

15cm近いと背開きで天ぷらサイズ、良型は20cm近くにおよぶ。10cm以下のサイズはまるごと唐揚げにして骨まで食べてしまえるが、出来れば逃がしてやってほしい。

釣りをしない人達にはあまり知られていないが、ハゼの天ぷらは大変美味。

大衆的な釣りの対象魚でありながら高級魚に部類しているのは、その味と足の速さが理由。

釣ってすぐに半締めして、下処理も丁寧にすることで風味を損なわずにフワフワの身を頂ける。ハゼは釣り人のみぞ知るグルメなのだ。

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揚げたてはとにかく美味しい。

地元では9月後半くらいになると天ぷらサイズがコンスタントに釣れ始める。

それを狙って釣るのだがこのサイズになるとアタリも鮮明で強い引きが愉しめて良い。

のべ竿でやってよし、ライトタックルでやってよし。針の大きさとエサの付け方だけに注意すれば簡単に釣れるので是非やってみてほしい。

所詮エサ釣りと思う方もいるだろうが、細かな差で釣果は明らかに変わるのでナメないほうがいい。釣りの原点、ここにあり。

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五歳の長男でもアタリが取れるイージーな釣り

長男はとにかくハゼの天ぷらが好きで、家では通称「カリカリ」の名で通っている。

その「カリカリ」を追い求めて頑張っている姿は昔の自分を見ているようで何だかとても微笑ましい。

自分で釣れたことがとにかく嬉しかったのか、ことあるごとにそれを自慢をするようになった。成功体験としてこのうえない。きっとこの子も自然を愛する子になってくれると思う。

親から子へ、世代を超えて愉しめるこの釣り文化をいつまでも大切にしたい。

ハゼ釣りをしていると心が安らぐ。